地球温暖化
温暖化、ヒートアイランド化
都市部での光化学スモッグの頻発は、地球温暖化やヒートアイランド化も原因のひとつと考えられます。気温が高いほど光化学オキシダントは発生しやすくなるからです。
さらに、光化学オキシダントの発生には、原因物質の量だけではなく、その比率も関係します。NOxに比べてVOCの比率が大きいほど、発生源に近い場所、つまり都市部で起こりやすくなります。
酸性雨問題をきっかけに、欧州は79年に「長距離越境大気汚染条約」(83年発効)を結び、加盟国に対して越境汚染を防止する対策を義務づけています。また、国境付近の産業施設による酸性雨の被害をめぐり長年論争を続けた米国とカナダも91年、被害の拡大を防ぐための二国間協定を結びました。アジアでは98年、東アジア各国が参加して「東アジア酸性雨モニタリングネットワーク」を結成、ようやく広域的な観測体制が整ったところです。
大気に国境はありません。責任をなすりつけあうのではなく、お互いの知恵と技術を結集することが大事です。