発生源の一つは、中国
いったん沈静化したはずの光化学スモッグが、再び増えているのはなぜでしょうか。
その発生源の一つは中国です。経済成長著しい中国では、かつての日本と同様、NOxやVOCが急増し、大きな社会的問題となっています。明年開催される北京オリンピックでも、屋外競技について選手の健康状態を危惧する声が多いのが現状です。
そのような状況の中、オゾン濃度も急上昇していて、西風が吹きやすい春や秋には、その汚染が日本列島に運ばれるのです。
今のところ、中国はこうした越境汚染を認めておらず、対策は困難です。ただし、責任は中国だけにあるともいえません。
そもそも中国にたくさんの工場を建て、そこで作られる商品を輸入しているのは、日本をはじめとする先進各国です。私たちは被害者でもあり、加害者でもあるという意識でこの問題に望まない限り、説得は難しいでしょう。